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眺めて見上げて近づいて ビルディングマップ

こんにちは。
夏休みに入ったようで、子どもたちや、子どもたちを連れたオトナの人をよく見かけるようになりました。
これから約1ヶ月間遊びつくかとこちらもワクワクしてきます。
とは言うものの、私の夏休みはどうだったかと思うと特にすることもなく、時にはだらだらと冷房の効いた部屋で1人ゲームで遊んでいた怠惰な記憶がフッと湧き上がります。自分でもこれはだめでしょと思いながらも、始めるとゲームはなかなかやめられないものです。

と、とにかくけだるい夏の日がこれから続くわけですが、久しぶりにまちなかマップを作りました。

2015-0728-1

『眺めて見上げて近づいて ビルディングマップ』!

浜松の街なかに残っているビルは、戦後 共同建築としていっきに建てられたものが多く、かつまだ現役で利用されている建物が多いそうで、2013年に法政大学の学生さんが調査に来たことがありました。
今回のマップはその調査でまとめられた『共同建築とその次代の建築たち』という冊子を参考に改めて街なかを歩いて見て回って完成させました。

共同建築は、隣接する住人と共同で建てられており、外から見た限りでは、ある大きな一つの建物の中にいくつかのお店が連なっている曜日見えるが、なかはそれぞれ壁で仕切られているため、中が階段で繋がっているわけではない。
そして、土地につていは、誰か1人の地権者の土地の上にいくつかのお店が建っているのではなく、土地がそもそも、そのお店の人達の物であることが最大の特徴なのではないかと・・・

その、それぞれの土地の上に、市からの援助を受け戦後勢い良く建てられたものが共同建築と言われている。

さらに、もう一つ、同時代建築という建物もあるが、こちらは、共同建築が建てられたころに、共同建築に似た外観でもって、ひとりの地権者の土地の上に建てられた建物のこと。
一般的な建物のあり方とほとんど変わりはない。

ゆりの木通りは、比較的他の通りに比べて共同建築が多く建てられ、今なお使われているので、それを知った上で改めてまじまじと通りを歩いてみるのもいいものです。看板などで外観が覆われていまって、昔の雰囲気がわからなくなっている建物も多いですが、目線を上げて屋上を眺めると、古さがにじみ出ている様子をみるとどきりとします。

今のところマップは万年橋パークビル1階の黒板とキッチンや、東エレベーターに置いてあるので、興味あるかたぜひどうぞ。
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15:共同建築

昭和30年代の浜松市の共同建築には大きな任務がありました。
当時はほとんどが木造だったので、大火に備えて不燃建築を帯状に建てて分断するのが目的だったのです。
①田町の現在のゆりの木通り
②鍛治町 伝馬町交差点~浜松駅

この2か所が指定され、3階以上の鉄筋コンクリート造りに限られ、多少の補助金が出ました。

共同建築にして帯状に不燃建築物を作ることで、50年以上市内の中心部に大火が無かったのです。

2015.07.30 16:22 鈴木安彦 #- URL[EDIT]
16:共同建築について

共同建築に着手するにあたって問題もたくさん出てくる。
①建築外観の統一
②高さの統一
③奥行きの統一
④着手時の統一
⑤仮店舗の確保
   などなど 
 店舗と住宅を兼ねて建てられたことが多かったが、各自の希望延べ床面積は、間口(これは変えることができない)高さ(ほぼ統一する必要がある)奥行き(統一必須条件)の3要素で決まるので、お互いに譲歩しない限り、参加できなくなることになる。
 現在の万年橋駐車場の前身も共同建築であった。話し合いを重ねること5年、高さ3階 奥行き9メートルとし、共同建築の裏側に3.6メートルの共同通路を設けた。
 さらにその奥側に個々の好みで木造建築を建てることにより調整が取られるようになった。
 その結果、結束も強まり、共同建築から25年後に、10階建ての万年橋駐車場ビル建設にステップアップすることができた。
 さらに25年経過し、浜松市が区分所有していた駐車場部分を買い取り、ビルの存続とビル会社の発展に寄与している。

2015.08.02 00:04 鈴木安彦 #- URL[EDIT]

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